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個人情報保護に関するQA
個人情報保護法はどのような経緯で制定されたのですか?
1 個人情報の重要性については国際的にその重要性が認識され,取り組みとしては,昭和55年に,経済協力開発機構(OECD)が,それまで欧米各国においてそれぞれ個別に整備されていた個人情報保護のガイドラインについて,理事会勧告を採択しました。 これが「プライバシー保護と個人データの国際流通についてのガイドライン」と呼ばれるもので,8つの基本原則から成り立っています(OECD8原則)。 OECD8原則は,次のようなものです。 @収集制限の原則 Aデータ内容の原則 B目的明確化の原則 C利用制限の原則 D安全保護の原則 E公開の原則 F個人参加の原則 G責任の原則 また,平成7年には,OECD8原則を踏まえて,さらに,EU指令が出され,これにより,個人情報保護が不十分な国については,EU加盟諸国からの個人情報の提供を受けられないこととなりました。 2 我が国においての個人情報の保護法制としては,公的部門について先行する形で法制化がされ,昭和63年に,OECD原則を受けて,「行政期間の保有する電子計算機処理に係る個人情報の保護に関する法律」が制定されました。 その後,通信情報技術の進展に伴い個人情報の保護の必要性がさらに認識されるようになり,平成12年に個人情報保護法制化専門委員会が設けられ,「個人情報保護法制に関する大綱」が決定されました。 平成13年に,政府は,大綱を尊重する形で,個人情報の保護に関する法律案を国会に提出しましたが審議未了のまま廃案となってしまいましたが,平成15年,国会に再提出された同法案が可決成立し,平成17年4月1日から全面施行されているます。
【法律相談QA】
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